私の勤務していた会社は、全体の6割ぐらいが女性という職場でしたが、部長など、役職クラスの人たちは男性が多かったです。
そして、私が入社して同僚の女性の先輩と意気投合し、すぐに仲良くなりました。
しかし、その係長から「旦那さんとはどんなセックスしてるの?」「今日の下着すけてるね」とかセクハラメールが届くようになりました。
私は、「仕事と全く関係ない」と判断し、こういったメールには返事はしていませんでした。
すると係長から「上司からのメールにはちゃんと返信しなくてはいけないよ」と怒られました。
「仕事と関係ないと思ったので後回しにしました」と答えましたが、「どんなメールであれ、すぐに返すのが礼儀だし、仕事の1つだ!」と言われました。
その後も係長のセクハラメールはどんどんき続けました。「性感帯はどこなの?」「週何回セックスするの?」「僕にもしてほしいな」など気持ち悪い内容ばかりでした。
同僚の先輩に相談すると、係長はほとんどの女性社員にそういったセクハラメールを送りつけていると教えてくれました。
係長を怒らせてしまうと厄介なので、みんな適当に、今日は黒の下着ですとか返してると教えてくれました。先輩が始めに教えてくれたように、私は係長のセクハラを軽く受け流していました。
係長のセクハラをいちいち気にしていたら、この会社ではやっていけないと思いました。
しかし、係長のセクハラは次第に酷くなっていきました。メールだけではなく、すれ違いざまに私のお尻や太ももを触るようになっていきました。「あ、ごめんごめん。ワザとじゃないから」と何も悪びれることなく言われました。「身体を触られる」ということに対してストレスが酷くなり、仕事にも集中ができなくなっていきました。セクハラメールが来続け、身体を触られ続けました。そして、精神的にどんどん参って行きました。
その結果私は耐えられなくなり、労務問題に詳しい弁護士に相談し、半年で退職しました。