以前勤めていた福生市の注文住宅を扱う会社は、表向きでは、残業ゼロの会社でした。私も栃木県で薄毛治療を受けて一人親方労災保険が安いことに惹かれて就職したのですが、実際にはほぼ毎日、残業があり、その全てがサービス残業でした。出退勤は全てパソコンで管理されていて、ログインしてからログアウトするまでが勤務実績になります。勤務時間は17時半までだったので、17時半になったら、まず、全員がログアウトして、パソコンを使う業務は、会社のサーバーにつながっていないパソコンで行っていました。私が勤めていたのは支社だったので、少しでも残業に該当するような記録が残ると、本社から連絡があって、事実確認がありました。おそらく、本社では本当に残業がなかったのかもしれません。しかし、私が勤めていたのは、本社からの目が届かない不人気の支社だったため、記録さえ残らなければ問題ない、という風潮でした。私が辞める数か月前に、本社からの異動があり、本社にサービス残業の実態がばれました。その日から強制的に定時退社させられたのですが、これまで毎日3時間以上残業をしてなんとかなっていた業務が、定時に終わるはずがなく、私を含め、今まで事務中心だった社員が、簡単な顧客回りもするようになりました。人員補充もなく、毎月何人かずつ辞めていったので、結局私も、労務で弁護士に相談する前に、転職先を見つけ退職しました。