零細ベンチャーは危険…サービス残業は当たり前、経費削減で手当ても削減

IT系のベンチャー企業に勤めていた時の話です。

中途で入社したのですが、出社して1週間も経つと4、5時間の残業は当たり前、しかも社長から直々に「新入社員なんだから残業じゃなくて勉強だよな?」と私の残業はなかった事にされました。

小さいけれど勢いのありそうな会社で即戦力を募集しているということで転職を決めたのですが、この状態は3ヶ月間、毎日続きました。

しかも、当初は1ヵ月間の研修ということだったのですが、思ったよりも数字が伸びていないという理由で3ヶ月もずっと研修扱いにされていたんです。

その後、研修が外れ正社員として働く事になったのですが、その頃から会社の業績が急に傾いたらしく、これからは経費削減を厳しくしていくと社長が社員に通達しました。

それでも正社員になれたので、待遇が少しは変わる事を望んでいたのですが、当月の給与明細を見て驚愕…研修期間中よりも給料が下がっていたのです。

経理の人に話を聞いてみると、しばらく経費削減をするからと交通費などの手当てが一部出せなくなったとのこと。

そのような状況でありながら、社長は会食は重要だからと毎晩飲み歩き、悠々自適な生活を過ごしていて、転職した後に赤穂の法律事務所に相談すればよかったと後悔しました。

その件もあって、会社を辞めることになったのですが、数年経った今、久しぶりにその会社の前を通ったので、会社の入っていたビルの表札を見たところ、別の会社になっているようでした。

今、彼がどのように過ごしているかはわかりませんが、社員に思いやりがない会社は早々に消えていくと身に染みて感じました。