障がい者雇用におけるリスク

今で言うと姫路の労務問題専門の弁護士に依頼するレベルのお話です。10年ほど前に勤めた会社の話だ。私は当時、俗にいう『精神障がい者』だった。うつ病でありながら、いつ治るかも分からないので、ゆるりと働ける会社を探していたら障がい者雇用を勧められ、流れのまま入社した。

 

が、しかしその会社は、言葉の暴力や現在でいうパワハラに満ち溢れていた。当然、精神障がい者の立場はひどいものであった。私の場合は、当時、希死念慮(自殺願望)があり、頻繁にリストカットを繰り返す状態だったので、傷痕を見られないようには気を付けていた。しかし偶然、社員の目に留まってしまった。その時は、『ちょっと、やめなさいよ?』で済んだのだが…。

 

そのまま見逃さないのが、ヒトである。程なく、内輪での飲み会があった。そこで、私の傷痕を見た社員が言い出した。『ちょっと、○○さん!その手首の傷痕、みんなに見せなさいよ!』年齢も立場も、一番下だった。見せるしかなかった。課長が一言放った。『○○さん、太ももの内側の太い血管切ったら死ねるよ?』

 

翌日、部長にそのことを告げて退職した。結局は涙を飲んだわけだが、今であれば監督署に行っているところであった。